理事長挨拶

president_photo

近年の医学・医療の目覚ましい進歩や生活(衛生)環境の整備により、多くの病気の治療が可能になった一方で、疾病構造も急性疾患から生活習慣病中心の慢性疾患へ移行するとともに、心の病が増え、医療費は増加の一途を辿っています。更に人口の年齢構成と健康意識の変化と相俟って、生活の質(QOL)を重視した医療が強く求められています。
健康寿命をおびやかす要支援・要介護の原因として、運動機能の障害であるロコモティブシンドロームや認知症があり、それらのケアと予防は今後の重要な課題となっています。また、高齢者においては複数の疾患を併発している患者が多く、在宅高齢者の71%は、食欲不良、摂食・嚥下障害、便秘、うつ状態を訴えるなど、多剤併用による副作用も懸念されています。
世界保健機構(WHO)によると、「健康とは、完全な身体的、精神的、社会的良好な状態のことで、それは単に病気がない状態だけではない」と定義されています。健康の維持・増進のための基本的要素は、食・栄養、運動と休養です。自らの健康管理に努めるセルフメディケーションが普及し、健康増進や疾病の予防・治療を目的として健康食品・サプリメント・漢方薬などを用いた補完代替医療や伝統医療、これらを西洋医学と組み合わせた「統合医療」の実践により、費用対効果が高くQOLを重視した医療が期待されています。
「くすり・たべもの・からだの協議会」は、大学・医療機関における「医学・薬学・食品栄養科学・看護学」の専門家などが連携して、広く市民の健康な「からだ」作りと、豊かで幸せな生活の構築に寄与することを目的に、平成27年3月3日に設立されました。具体的には、健康科学の学術研究・人材育成の支援、くすりと食品や健康についての正しい知識・情報の普及、さらには高齢者の介護支援などを目指しています。静岡県内では初めての取り組みです。
3月14日(土)に設立総会の開催と、脳科学者の川島隆太先生(東北大学加齢医学研究所 所長)による記念講演会:「食と脳の健康」を開催しました。
多くの皆様に、私たちの取り組みをご理解いただきまして、御支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

事業内容

  • 1. 薬と食による健康寿命の延伸に資する学術研究及びそれらの啓発のための支援事業
  • 2. 国内外の学術集会の開催及びその支援事業
  • 3. 健康科学に対する教育支援事業
  • 4. 健康科学に関わる人材の育成支援事業
  • 5. 研究者の海外からの招聘事業、研究者の海外への派遣事業、その他の国際交流支援事業
  • 6. 公開市民講座・尿失禁予防体操講座の開催、その他の健康科学の普及啓発事業
  • 7. 高齢者介護支援及び災害時の医療従事者の派遣、その他の救援支援事業
  • 8. 食品及び医薬品の安全に関する情報の発信事業
  • 9. その他、当法人の目的を達成するために必要な事業

役員

理事長

山田 静雄  静岡県立大学特任教授、大学院薬食研究推進センターセンター長

副理事長

影山 慎二  泌尿器科かげやま医院医院長、浜松医科大学泌尿器科非常勤講師

理事

石川 優子 (株)アイドラッグ代表取締役

海野由里子  日本ベーリンガーインゲルハイム(株)

金澤 寛明  静岡県立大学看護学部教授(学部長)

菅  敏幸  静岡県立大学薬学部教授

木村  緑  静岡県立総合病院薬剤部部長

合田 敏尚  静岡県立大学食品栄養科学部教授(副学長)

鈴木真由美  アストラゼネカ(株)

鈴木 美香  聖隷健康サポートセンターShizuoka所長、浜松医科大学大学院非常勤講師、静岡県立大学客員教授

関谷 綾子  関谷法律事務所、弁護士

長澤  慧  アーバン企画設計(株)代表取締役

速水 慎介  藤枝市立総合病院臨床検査科部長

森本 達也  静岡県立大学薬学部教授、薬食研究推進センター副センター長、静岡県立総合病院循環器内科

吉村 耕治  静岡県立総合病院腎センター長、泌尿器科部長、京都大学医学部非常勤講師

監事

賀川 義之  静岡県立大学薬学部教授(学部長)

顧問

廣部 雅昭  東京大学名誉教授、元静岡県立大学長

竹中 登一 (公財)ヒューマンサイエンス振興財団会長、元アステラス製薬(株)会長

遠山 和成 (公財)SBS静岡健康推進センター所長、元静岡県立総合病院副院長

荒金 久美 (株)コーセー常勤監査役

アドバイザー

(敬称略)